悩み相談・心の癒し『なごみ』

心理療法とは

　心理学の分野においては心理療法、医学の分野においては精神療法と呼ばれます。
　心理療法とは、医師が医学的な知識で手術・薬物などによって病気を治療することではありません。
　心理療法は、カウンセリングの専門家を通じて、精神分析などの心理的な技術を用いて、心の問題の解決やその元となるストレスを取り除き、心のバランスを整えていく療法です。

　現在、心理療法には、実に200を超える理論や方法があると言われております。
　それら全てを紹介する事は出来ませんので、ここでは代表的なものを挙げてみましょう。

　カウンセリングをする上で比較的知られている心理療法でも、「来談者中心療法」「認知行動療法」「交流分析」「ゲシュタルト療法」「精神分析的療法」「家族療法」「論理療法」「自律訓練法」「森田療法」「箱庭療法」など、いくつかの手法、療法があります。

　各療法は、比較的単独で行うものもあれば、必ずしも一つ一つが独立しているわけでも無く、組み合わせたり、切り替えたりしながら、それぞれがお互いの療法を助け合い、足りない部分を補いながら、共に存在しています。

　ですから、この療法を使って欲しいというクライエントからの要望があっても、それが必ずしも最良の方法とは言えません。
　カウンセラーはクライエントの個々の症状や問題を考慮しながら、よりよい成果が表れる療法を選んで用いていきます。

　ここでは、カウンセリングと一言で言っても、いろいろな手法や療法があるんだなと、なんとなく感じていただければと思います。