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カウンセリング理論


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エリクソンの発達理論(生涯発達心理学)

 生涯発達心理学とは、人の誕生から死に至るまでのライフコースを通じての、行動の恒常性と変化を研究する心理学をいいます。

@エリクソンの発達段階理論
 エリク・ホーンブルガー・エリクソン(Erik Homburger Erikson, 1902年6月15日 - 1994年5月12日)は、発達心理学者で、精神分析家。
フロイトの自我心理学の影響をうけ、発達的自我心理学を提唱しました。
 「人間の一生の各段階にそれぞれの達成すべき課題があり、それを解決することによって人は成長する」なかでも、アイデンティティ(自我同一性)が有名です。
 自我同一性とは、自分自身による自分の定義、人格的に同一性を持っているという意識的な感情、つまり自分が一体何者であるかという問いへの自分なりの答えということになります。

エリクソンは人間の発達段階を8つに区分しました。

 発達段階      取り組む課題     獲得する事柄
   ↓          ↓         ↓
1)乳児期  「基本的信頼 対 不信」   希望(〜1歳)
2)幼児前期 「自立性   対 恥・疑惑」 意志力(1〜2歳)
3)幼児後期 「積極性   対 罪悪感」  目的(2〜6歳)
4)学齢期  「勤勉性   対 劣等感」  自己効力感(6〜13歳位)
5)青年期  「自己同一性 対 役割拡散」 忠誠心(13〜21歳位)
6)成人前期 「親密さ   対 孤立」   愛
7)成人期  「生殖性   対 停滞」   世話
8)成熟期  「自我の統合 対 絶望」   英知

 各発達段階で人がどのような課題に直面するか、そしてそれを解決するためにどのような対処努力を払う必要があるのか。
  発達段階と共にそこに直面するストレス対処について、カウンセリングという援助方法をとるならどのように対処できるかを考えます。

 上記8つの区分の内、1)の乳児期から 4)の学齢期まで母子間の相互性の調整が重要な課題です。
 乳児は自分の意志、不快感を泣くことで母親に伝えます。その要求に対して対処方法が適切であれば、母子間のコミュニケーションが成り立ち、母子関係を通して乳児は自己への信頼と同時に外界を信じるという「基本的信頼の感覚」を得るのです。
 この自我の機能は、子供が以後、環境と安定した関係を成立させるための基本的要因となり、健全なパーソナリティ形成の重要な役割を果たすものとなります。
 もし、母子間の相互間の形成がうまく成り立たなかった場合、自我の危機として不信感を芽生えさせ、その不信感が引っ込み思案、抑鬱的、自閉的な特徴を帯びた性格の原因になります。
 第二次反抗期(児童期、思春期)に家族間の歪みが発生してくる場合、母子のみならず、父子関係にも及び、家族全体を取り巻く家族療法を行うことになるのは上記のような理由です。

 結果的に、人間は成長段階に於いて様々な課題に直面しますが、それらの問題を自分で対処していく能力を備えた成人になるのは、やはり幼い頃の母子間のスムーズな関係が影響していくのですね。