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カウンセリング理論
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ロジャーズ理論の基礎
カール・ロジャーズ(Carl Ransom Rogers)(1902年1月8日 - 1987年2月4日)は、アメリカの臨床心理学者で、来談者中心療法(Client-Centered Therapy)の創始者です。
ロジャーズの学説によれば「人は誰でも自らの内部に自己を成長させ、実現させる力(growth drive)を持っている」というのです。すなわち、人は自分で選択肢を決定し責任をとることができる力を本来持っているという考え方です。
@ロジャーズのカウンセリングとは何か
一言で定義づけると、「カウンセリングとは人間関係を媒介として、心理カウンセラーと呼ばれる相談に応ずる人が、クライエント(来談者)と呼ばれるカウンセラーのもとに来る人の問題解決や人格(パーソナリティ)の成長や発展をクライエントが自主的に実現するよう援助するプロセス」である。
カウンセリングの主な対象者は、発達や人間関係の問題で悩んでいる人であり、心理的問題や精神医学的な障害への治療を主な目的とする心理療法や精神療法とは異なる。
@心理カウンセラーの役割は
クライエントと治療的なコミュニケーションを作り上げ、これを維持、発展させていくことによって、クライエント自身の力を借りて自己実現できるように支援して行くことであり、いかなる心理療法であっても「傾聴」というスキルを使って話を聴く。